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世界のスーパースターバレエの巨星
観客を魅了し続けるルジマトフの魅力

 キーロフ・バレエのトップダンサー・ルジマトフは現在世界で最も注目されている舞踊手のひとりである。ルジマトフは86年初来日以来ひんぱんに公演のために日本を訪れ、観客を飽きさせることなく魅了し続けてきた。キーロフ・バレエ団に入団しダンサーとしてデビューして以来20数年間、ルジマトフは自分に最も似合う役柄とは何かまた、個性や美点を最大限に発揮できる振り付けを自覚していた為に、回り道をせずに自分らしい表現を深め続けてきたのである。若手のホープと言われていた時代からルジマトフは陰影のある寡黙な態度で殉教者のようであり、浅黒い肌の引き締まった美しい肉体が黒豹のように動くさまはまさに神秘のベールに包まれているとの評価もあるほどだ。それは演技力、内面の深さなどによるものではなくルジマトフ自信の存在そのものの魅力だといわれている。
 しかしルジマトフが自分に最適な作品のみを選択することには彼の性格もあるが、観客に最高の姿を見せたいという思いから踊る役を見極め、毎回の舞台に全力投球しているのであり、体調不良などがあっても悟らせずに常に観客を満足させることに集中し、充実感のある公演を続けているのである。



 カルーガ州・キーロフはモスクワから南西約300kmに位置する人口約1〜2万の小さな町である。来日公演で有名なキーロフ・バレエもこのキーロフから来ている。
 キーロフ・バレエというとまず思い浮かべるのが美しいコール・ド・バレエである。すらりと背の高い手足の長いダンサーたちがずらりと並ぶこのバレエ団の最大の魅力は古典的な美を崩さないという「雅び」なのである。
■ファルフ・ルジマトフ
ウズベキスタン生まれ キーロフ・バレエに入団。  現在、様々なバレエ団へゲスト出演し世界中で活躍している。高度なテクニックと表現力、独特の情熱を感じさせるダンサー。


■日本の印象について
 始めての海外旅行が一九八六年のあこがれの日本でした。最初は日本の事を何も知らないため緊張ばかりしていましたが、今ではすっかり日本の雰囲気にもなれました。
■バレーをはじめたきっかけは
 母がバレーではないが踊りをやっていました。それを見て私は育ちましたので自然に踊るということを受け継いだ形です。
■自分にとってのバレーとは
 バレーに限らず踊りで舞台にでるということ自体が自分の人生だと思っています。
■一番苦手な舞台は
 踊りにはそれぞれいろんな特長があり、自分に合う役合わない役があると思います。私は王子様の役がとても難しく苦手な役のひとつです。
■舞台での失敗について
 舞台中の小さな失敗は常におきます(笑い)。ただ大きなミスは今のところないです。でも先のことは分かりません(笑い)。
■練習時間は
 舞台によって違いますが、大きな舞台とか大事な人達との共演の場合は時間の許す限り自分が納得するまで練習します。
■日本の食べ物について
 日本の食べものはすべて気にいってます。すし、さしみ、天ぷら何でもとてもおいしいです。
■気に入ってる観光地は

 京都の日本庭園が一番好きです。それにお寺で座禅を組む事もすきです。
■自分のバレーについて
 エネルギッシュなダンサーといわれているようだが、それは見る人が決めることであって私は自分のバレーについては何とも言えないです。ただ私は常に舞台ではせいいっぱい観客が満足できるよう演技に集中しています。
■これから挑戦する舞台は
 38才になりましたのでこれからは今までのような激しい踊りではなく哲学的でゆったりした新たなバレーに挑戦したいと思っています。
■レニングラード国立バレエ団との共演について
 自分はいつもキーロフ・バレエ団で踊っているが、イレギュラーなバレエ団と共演できることを光栄に思っています。それは自分の勉強のためにもなるし、すばらしいことだと思っています。
■将来の夢は
 私は常に今日をせいいっぱい生きています。未来を見るということはあまり考えていないです。
■最後に日本に望むことは
 すばらしい文化の国「日本」を私は大好きです。そしてロシア人の多くも日本が大好きです。私が日本にお願いしたいことは、日本の偉大な文化を決して忘れることなく後世の人々に伝え保存、伝承してほしいということです。




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