秋田県発!秋田の市民新聞のあおぽ


ますます充実した活動を続けるレニングラード国立バレエ
トップソリスト(ハビブリナ・ミャスニコフ・マミン)


 モスクワから飛行機で約一時間、白夜と芸術、文学の都として名高いサンクトペテルブルグで育まれたレ二ングラード国立バレエは毎年連続年2回も日本公演を行ない、日本で最も親しまれている外国バレエ団と言われている。今年は昨年の秋サンクトペテルブルグで初演されたばかりの新作「シンデレラ」を含め全幕バレエ6演目日本全国で上演され、しかも同劇場管弦楽団の演奏付きと言う贅沢さだ。同バレエ団が最も大事にしているのはコール・ト・バレエであり、バレリーナひとりひとりの愛くるしい美しさには定評がある。しかも日本公演をより多彩にしながら同時にレニングラード国立バレエに新風を吹き込む為毎回豪華なゲストが登場する。ゲストスターたちは観客を楽しませてくれるだけでなく若手のダンサーたちにとっても楽しみのひとつとなっており、貴重な体験であり、刺激となっているのだ。ゲスト出演してきたスターの中でもルジマトフがこのバレエ団に与えた影響ははかり知れないものがあると言われている。



■エルビラ・ハビブリナ■
 愛らしいルックスと美しい肢体、チャーミングな笑顔はいつ見ても新鮮。レニングラード国立バレエの「アイドル」として、日本のテレビ番組やCMなどでも活躍しているがバレリーナとしても着実に成長をしている。主役レパートリーは「くるみ割り人形」など数多い。

■キリル・ミャス二コフ■
 王子様役がぴったりのダンサー。世界のトップダンサーと組んだバレー経験を活かし幅広く活躍。パートナーリングの上手さには定評がある。

■ラシッド・マミン■
 夫人のハビブリナと「くるみ割り人形」では人形役でぴったりと息のあった踊りを見せてくれる。



2001年新春、レニングラード国立バレエのトップソリスト“バビブリナ”“ミャスニコフ”“マミン”の三人を取材し、あおぽに掲載。あれから一年、またもや東京で三人と再会することができた。しかも、昨年十二月に行なわれたレニングラード国立バレエの秋田公演「くるみ割り人形」が行なわれ大盛況のうちに終わった。同バレエ団は公演終了後すぐに次の開催地に向かうというハードスケジュールのため、秋田での再開は無理だったが東京で一年ぶりに再開できたのである。



 秋田公演についてハビブリナは、「秋田滞在期間は一日しかなくしかも舞台も一回しかなかったが、舞台を見に来てくれた人たちの態度は非常にすばらしくあたたかみのある市民だと思いました。私たちの舞台を喜んで頂けたと思っていますので、大変うれしいです。」と感想を述べた。また、王子様役で有名なミャスニコフは、秋田とロシアの自然が似ているせいか親しみを感じた。しかも生活習慣もゆったりしていてこれが本当の日本人という印象を持ったと話している。マミンは思いやりのあるやさしい人達の多いあったかみのある街という印象を受けた。今回は一回だけの舞台だったがチャンスがあつたら何度でも秋田で公演をしたいと語った。



 私は東京で二度夕食をご一緒させて頂いた。それも夜十時過ぎである。バレリーナはプロポーションが命といわれるゆえダイエットしているのではないかと思うが三人とも非常によく食べる。大丈夫かなと思うくらいよく食べる。ケーキなどの甘い物からコーヒーなどの飲み物までたっぶりと食べて飲む。それでいてプロポーションが抜群なのである。本人たちは全くダイエットはしていないと話す。レッスンでエネルギーを使うので逆に食べないと身体が持たないんだそうだ。しかも公演がある日は昼食を食べる事ができない。だから本番後にたっぶり食べるのだと美味しそうに食べながら話す笑顔はさすが大スターという感じだ。
 素顔のハビブリナ、ミャス二コフ、マミンにレニングラード国立バレエ日本公演にゲスト出演した世界のスーパースター“ルジマトフ”について、そして秋田公演での印象などをインタビューしてみた。

■ルジマトフの人柄について

彼はバレエに忠実で、バレエそのものが彼の人生のすべてです。

彼は偉大なバレリーナーです。以前から彼とは知りあいですが、何事にも真剣に取組む彼を人間として大変尊敬しています。

彼はその役になり切って本当の人生観のように踊ります。ですから舞台を見るたびに感激しています。私は学生の頃、彼のすばらしい舞台を見て相手役に憧れたほどです(笑い)。

■共演して感じたことは

今回直接舞台で共演することはなかったが彼とは昔からの知り合いです。彼は常に目標を持ってすすみ自分で決めたことは必ず達成すると言う人間です。そういう彼を人間的にとても尊敬しています。

彼と一緒に舞台に立つ時、私たちは彼のエネルギーに充電されそれが心の支えとなって踊ります。

彼と共演する場合舞台ではいつも彼のすばらしい踊りに近づくために努力します。

■日本公演終了後から今日までの過ごし方は 

日本公演が終わり帰国したあと、ハードスケジュールが待っていました。日本にも公演で4回来日しました。仕事に恵まれ殆ど休暇はとれなかったが充実していました。 

新しい作品シンデレラの練習に追われていました。日本でも公演しましたのでご覧になって頂けましたでしょうか(笑い)。

私は外国公演に出かけることが多かったです。アメリカやアルゼンチンにも公演のために出かけました。新しい形のバレーを生み出していくことが今年の目標でしたのでこの一年はとても充実していました。

■秋田の印象について

秋田とロシアの自然はとてもよく似ているせいか非常に親しみを感じました。秋田は東京に比べると生活習慣がゆったりしていて本来の日本人の姿のように思いました。

日本人本来の温かみや、やさしさのようなものが観客から伝わってきました。踊っていて嬉しかったです。

秋田は一日しか滞在期間がありませんでしたが、舞台を見てくれた人たちの態度から文化に対する思いが非常に強いすばらしい市民だと感じました。

■秋田ではオーケストラがなく踊りにくかったのでは

普通はオーケストラがあって踊りがあり、オーケストラが身体のリズムを作ってくれます。一回音楽を聞けば確かに踊り方はわかります。でもバレーは芸術なのでその上の頂上を極めると言うのはむずかしくなります。つまりオーケストラがあることによって一つの芸術が生まれてくるのです。そういう面ではむずかしさもありましたがそれを感じさせないように努力しました。

チャイコフスキーの舞台は特にオーケストラがないと踊りにくいです。でも少しでも皆さんに喜んで頂きたい思いとオーケストラがあることを想像しながら踊りました。

確かにオーケストラがないということは踊りにくいです。でも皆さんが喜んでくれることが一番嬉しいことですから一生懸命踊りました。

■秋田の皆さんへのコメント

秋田の方々は舞台鑑賞がうまいなあと思いました。チャンスがあったら何回でも秋田に来たいと思います。今でも印象に残っているのがやさしくあたたかく見守ってくれた秋田市民の姿です。

秋田でなくても日本公演の際にはいつでも舞台を見に来てください。

バレーにもっとたくさん興味を持ち、子供たちに芸術のすばらしさを伝えていってほしいです。そして子供たちが興味を持ったところで子供たちにもバレーを習わせてほしいと思います。


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