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五井野正博士の世界

平成5年から始まっていた展覧会の妨害事件B

日本で中止になった“印象”(インプレッション)展A

“北斎”の“役者絵”新発見

 平成6年(1984年)6月24日から8月7日までデンマークの工芸博物館で“印象”(インプレッション)と題した浮世絵展が行われた。(写真@)
この展覧会の目玉は、モネが持っていた2枚の大首の写楽とまったく同じ図柄の写楽の浮世絵2点(写真AB)と、今まで北斎名の役者絵はないという学説の中で、五井野正歌川派門人会会長が発見した北斎の役者絵の初公開だった。
 東京・太田記念美術館で開かれたヤン・ブール浮世絵コレクションの展覧会のコレクターで、国際的に著名なヤン・ブール氏は、この北斎の役者絵を見て“大きな新発見”と驚いた。
“印象”展は平成6年6月28日発行の、産経新聞全国版の一面トップニュースになる等、国内でも話題になった。(写真C)


“印象”展の展示内容

 “印象”展の特徴は、浮世絵の初期から晩期までの作品を年代順、作者順に並べ、メインに歌川派の初代・二代豊国(今の学説は三代としている。以下“通称三代”と表記)の傑作品を中心に、歌川派門人達の傑作品等162点を展示。さらに印象派画家達が持っていた浮世絵と同一図柄の浮世絵も数多く展示され、学術的に非常に価値の高い展覧会となった。
 例えばゴッホが模写した原図の「名所江戸百景/亀戸梅屋敷」(写真D)や、ゴッホ画「タンギー親爺の肖像」2点の背景図の二代豊国(“通称三代”)画「三浦屋の高尾」(写真E)や歌川広重画「富士三十六景/相模川」(写真F)、さらにゴッホ画「包帯を巻く自画像」の原画とも言われている「今様押絵鏡/梅の由兵衛」(写真G)等や、モネが持っていた歌川国芳画「安政卯十一月二三日両国橋渡初之図」(写真H)等があった。

 又、五井野会長の学術研究によって、ゴッホ美術館のカタログでは2点一組の作品として登録されていた「源氏磯遊び」が実は3枚一組の作品だったと平成5年7月13日付の産経新聞で一面トップニュース(写真I)となったその話題の浮世絵も展示された。
 さらに、広重の東海道五十三次と比較すれば遥かに芸術性が高い初代歌川国貞の「東海道五十三次」のシリーズの内の「蒲原」(写真J)や人物の背景にデザインを施した、デザイン豊国の傑作品(写真KL)も展示された。
開館セレモニーでヤコブセン館長は、浮世絵がヨーロッパ文化に大きな貢献を与えてくれたことに私達は感謝しなければならないと熱弁を振るった。
 続いて五井野会長は、浮世絵の歴史や浮世絵が印象派にどのような形で影響を与えたかをわかり易く説明した。


ヨーロッパに再び“印象”の衝撃

 この展覧会の現地での反響は大きく、デンマークのみならず、隣国のスウェーデンでも新聞に大きく取り上げられ(写真M)、ビヤタワイス内務大臣や著名芸術家・ジャーナリスト・大企業重役等が何回となく訪れたほどであった。
 そしてスウェーデンやドイツ、英国からも“印象”展の開催の打診が次々と来た。
又、評判を聞いて、展覧会に駆けつけたノルウェーの瀬尾大使(当時)は、自分の在任中にノルウェーでも展覧会をぜひとも開いてくれと頼んできた。
 そこで大使の要請を最優先して、急遽半年後の平成7年2月17日から4月2日まで、オスロの市立ステンネルセン美術館で“印象”展が行われることになった。
 しかし、大使要請の日・ノルウェー親善とはいえ、日本政府、文化庁等からデンマーク同様にノルウェーの“印象”展に一銭の援助がないのは、なんとも不可解な話。
 大手商社のヨーロッパ駐在支社長が、現地での評判や“印象”展の素晴らしさに驚いて、1〜2年前位に行われた日本現代工芸展は一億五千万円の金をかけたのにまったく不評だったが、あなた方の展覧会はこんなに好評で日本の誇りを与えてくれたと感謝してきた。
 平成8年(1996年)8月アイスランドのコパホーグル市立美術館で開かれた“印象”展では、大統領も出席し、その後、五井野博士一向はレイキャビクの大統領ハウスに特別招待され、芸術や環境問題等1時間半に渡る会談を行った。(写真N)
 大統領は博士の博愛精神とその多才の能力に驚き、アイスランドに訪れた高円宮御夫妻に五井野博士のことを話した。
 高円宮様は「日本にそんな人がいたのですか」と大変驚かれたそうである。


“印象”展中止の妨害者は…

 この様なヨーロッパ各国で評判の“印象”展は、当然日本でもマスコミの話題になり、大新聞社が“印象”展の開催を希望してきた。
 そこで平成6年8月、大手新聞社幹部三人が長野県大町市に泊まりこみまでして、五井野会長と“印象”展の開催の打ち合わせをした。
 会談中、エルミタージュ美術館で展覧会開催の予定を告げると新聞社側は非常に驚き、契約時から一面トップで大特集したいと申し入れがあった。
 翌日、編集員一人がさらに残ったが、次局長達は興奮して帰社した。ところが、9月以降になって話し合いが突然に無くなった。
 どうしてかと歌川派門人会側で不思議がっていると、3ヶ月位過ぎた頃に大手新聞が宗教ページコーナーを設けて、某宗教団体のPRをしていると揶揄される記事が週刊新潮に載った。
 なんと、そこに“印象”展開催を希望して大町市まできた次局長の名前が、この宗教団体のPR企画者として掲載されていたのだ…   (つづく)

              
五井野 正 (ごいの ただし) 科学者・芸術家
ウィッピー総合研究所 所長 / ロシア国立芸術アカデミー名誉正会員
スペイン王立薬学アカデミー会員 / アルメニア国立科学アカデミー会員
フランス芸術文化勲章受章
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