あきたロシア音楽祭アドバイザー 秋田貿易振興会顧問 ネザムトヂノフ・ヴィクトルさん

あきたロシア音楽祭
アドバイザー
秋田貿易振興会顧問

ネザムトヂノフ・ヴィクトル
「あきたロシア音楽祭」が2月13日、アトリオン音楽ホールで開催されます。これはロシア音楽に興味のある人達が集まり開くものです。その中でロシアから来日しているネザムトヂノフ・ヴィクトルさんが、アドバイザーとしてロシア語の意味等の指導をしながら頑張っていらっしゃいます。ヴィクトルさんに音楽祭のことなどについていろいろお話を伺ってみました。

秋田市旭北錦町1‐47 秋田商工会議所内
TEL018‐862‐2855

◯音楽祭を行なうそうですが。
☆ハイ、そうです。はじめての音楽祭です。2月13日(日曜日)1時からアトリオン音楽ホールで行ないますので、ぜひ聞きに来て下さい。

◯音楽祭を行なうことになったきっかけを聞かせて下さい。
☆最初は土崎さんやその仲間達が集まってロシア音楽を歌って楽しむためのサークルを作ったんです。そのサポートを私がしているんですが、練習を重ねていくうちに土崎さん達から音楽祭をやろうじゃないかという声が上がったんです。

◯音楽祭では何を担当しているのですか。
☆私は、ロシア語を直訳して、内容を皆さんに教えています。ロシア民謡は、内容を理解して歌の中で表現したらとても楽しいし、おもしろいと思うんですね。

◯内容を理解するというのはどういうことですか。
☆例えばロシアでは『赤』というのは、色そのものより『きれいな』という意味があります。こういうことを理解すると歌の内容も自然にわかると思います。

◯日本とロシアは非常に親近感があると思いますが。
☆そうですね。そういう意味では、ロシア音楽に興味を持っている人はたくさんいると思います。ただ、今の日本のロシア音楽は直訳ではなく、日本語で歌いやすいように訳した音楽なんですね。ですから、ここでは、歌詞を理解した上でロシア語で歌うんです。

◯日本に在住するようになったのはいつ頃からですか。
☆1993年からですが一番最初に秋田に赴任しました。それから北海道とかいろいろな所にいき、今又、秋田に住んでいます。

◯日本にきてよかったと思うことは何ですか。
☆ロシアで勉強していた頃は、日本人との交流がなかったんです。ですから、自分の目で日本をみてみたいと思ったんです。学生時代の夢が実現できてこんなにうれしいことはないです。


音楽祭に備えてロシア語で練習している様子
◯困ったことはないですか。
☆日本のことは大学で勉強していましたし、日本に在住する以前も通訳として日本にきていました。ですからそんなに困ったということはなかったですね。ただ今もそうですが、ロシア語でも英語でもはっきりした表現が多いんですが、日本語は少し曖昧な所があります。例えば「〜した方がいい」というのがありますね。これはしてもしなくてもいいという表現ですね。商談の時等はどう訳したらいいのか困ることはあります。

◯秋田をどう思いますか。
☆外国人として滞在しているせいかも知れませんが、とても住みやすいと思います。四季ははっきりしていますし、暑くも寒くもないし、しかもロシアと秋田は直通で結ぶと非常に近いんですね。

◯奥さんは日本人ですか。
☆いいえ、違います。ウクライナ人です。今はウクライナも独立していますので、それを考えると私は国際結婚じゃないでしょうか(笑い)。冗談です(笑い)。大昔は今のように文化交流だけでなく人間同志の交流も盛んだったようですね。

◯趣味を聞かせて下さい。
☆今は仕事が多いですが、スポーツが好きなので、時間があるとスポーツをします。テニスとかスキーとか、あとは読書や音楽も好きです。

◯商工会ではどういう仕事をしているのですか。
☆午前中だけですが、ロシアの貿易の情報をまとめる仕事をしています。その情報を県内の会社関係に資料を提供したりしますが、非常におもしろいです。

◯大学でロシア語を教えているとの事ですが。
☆そうですね。午後からですが、秋田大学や経済法科大学で教鞭をとっています。それから東高校でも一般の人を対象にロシア語講座を開講しています。

◯東高校はだれでも入校できるのですか。
☆ハイ、どなたでも入校できます。高校生もいますが、一般の方々を対象としていますのでとても楽しいです。しかも受講生の皆さんは、やる気満々で一生懸命なんですね。この姿には感動しましたね。

◯ロシア語はむずかしいと聞いていますが。
☆簡単な外国語ってあるでしょうか?(笑い)。確かにロシア語はむずかしいと思います。でも日常会話に関しては覚えられないということはないです。むずかしさで言いますと日本語が一番むずかしいです(笑い)。

◯東高校では初心者コースがありますか。
☆あります。全くわからなくても勉強したいという気持ちがあると大丈夫です。年令に関係なくどなたでも受講できますから、ぜひおいで下さい。

◯演奏会に対する将来の夢を聞かせて下さい。
☆ロシア人の演奏家も仲間に加わって頂き、レベルの高い充実した音楽祭ができたらいいなあと思っています。そして毎年開催できるように頑張りたいですね。

最後に一言お願いします。
☆秋田の皆さんにとてもお世話になり本当に心から感謝致しております。今私が一番心配していることは音楽祭のことです。はじめての経験ですからおちつかないんですね。でも、ぜひ成功させて、5月の連休を利用し、ロシアのウラジオストック講演を行ないロシア合唱団の方々と交流するのもいいことではないかと思っています。

◯本当にすばらしいですね。
☆1998年にアスカ号でのウラジオストック旅行がありましたね。その時、竿灯会の人達がロシアで竿灯を披露したんです。現地の人達はとてもびっくりして感動していました。こういう文化交流はとてもいいことだと思います。

◯ありがとうございました。

あ と が き

このたび、はじめて外国の方を取材した。日本語を話せるから大丈夫とは聞いていたが、とてもしっかりとした日本語で逆に私の方がとまどってしまうほどだった。ロシアから日本にきていろいろご苦労もあったと思うが、そういうことはみじんも感じさせない。それどころか日本に対する思い、特に秋田には愛着をもっているというのがひしひしと私に伝わってくるのである。秋田大好き人間の私にとっては本当にうれしい限りだった。日本に行ってみたいという夢を実現させる為に自国で日本語を学び、着実に実行していったこのエネルギーはどこからでてくるのか?しかもウラジオストックの大学の日本語学部の教授という立場でいらっしゃるにもかかわらず来日し、頑張っているのである。皆さん、どこかでヴィクトルさんと出会ったらぜひ声をかけてみて下さい。きっと素敵な笑顔ときれいな日本語でのあいさつがかえってくると思いますよ。そしてヴィクトルさん同様あきたロシア音楽のサークルの会員の皆さんを勇気づけるように応援しませんか!!


はーとでトークTOPに戻る

青いポストHOMEに戻る