いぬ・ねこネットワーク秋田 事務局長 大高栄子さん

いぬ・ねこネットワーク秋田事務局長
大高栄子
 いぬ・ねこネットワーク秋田は、人と犬猫が共に快適に暮らせるような環境作りを目指し発足した動物愛護団体です。
 大高栄子さんは自らの愛犬を行方不明にし、捜しあてた経験を活かし、仕事を終えたあと、不幸な犬猫を一匹でも減らそうとインターネットを使い、いぬ・ねこネットワーク秋田の事務局長として情報交換などに頑張っていらっしゃいます。大高さんに会をつくったきっかけなどいろいろ伺ってみました。

秋田市寺内三千刈459-4
TEL・FAX 018‐865-7243

◯いぬ・ねこネットワーク秋田をつくったきっかけを聞かせて下さい。
☆平成6年だったんですが、愛犬が雷に驚いていなくなってしまったんですね。その時、いろんな方々のお力を借り、11日目にようやく見つけ出したんですが、飼い主どうしのネットワークがあったらもっと早く見つけ出せたのではないかという思いにかられましたね。それで情報網の必要性をまず自分の身近な人達から訴えましたね。

◯野犬の実態を調べたと聞きましたが。
☆私の犬が見つかった後、今度は同僚の愛犬がいなくなってしまったんです。捜しているうちにいろんなのら犬のいることがわかったんですね。首輪をつけたままの犬や野犬となってしまった犬など様々な境遇の犬が至るところにいるんです。しかもそういうのら犬にエサをやっている人達も非常に多いんですね。こういう情報をいろいろ頭に入れて会を発足しました。

◯発足と会員数を教えて下さい。
☆97年9月発足で、会員は現在222人います。

◯会の活動を教えて下さい。
☆のら犬には決していいことはないですからね。できるだけ多くの里親を捜したいと思い、あらゆる手段を使っているのです。インターネットのホームページでは、行方不明になった犬猫を写真入りで掲載したり、里親になりたい人に登録して頂きながら情報交換を行なっているんですね。

◯ペットを飼ってよかった点を聞かせて下さい。
☆私は犬猫を飼っているおかげで元気なんだと思っているんです(笑い)。もともと私は何にもしたくないタイプだったんですが、犬猫を飼っているととにかく忙しいんですね。散歩に連れていかないといけない、後片付けはしないといけない、何にもしたくないなんて言ってられませんからね(笑い)。

◯御主人は犬猫を好きなのですか。
☆最初、主人は大嫌いだったようです。でも私が好きで飼うもんですから、写真を見たり本を読んだりして一生懸命勉強していました。努力して大好きになったんでしょうね。とてもかわいがっていました。ただ残念なことに、数年前に他界してしまったんです。よく主人に「おれをみる顔と犬を見る顔が違う、おれより犬の方が大切なんだろう。」とよく言われましたね。

◯犬は捕獲されるとすぐに処分されるのですか。
☆保健所や動物管理センターの掲示板に公示されますので、飼い主が行方不明届を保健所や交番に出しておくと、この時点でわかるんですが…。でも届出がないと三日後には殺処分されてしまいますね。

◯飼い主はこのことをご存知なんでしょうか。
☆知らない人が大半のようです。その為にも会の情報網を広げて飼い主に知って頂く必要があると考えているんですね。


私のおすすめの本です。ぜひ読んで下さい
◯一年間に殺処分される犬、猫はどの位いるのですか。
☆そうですね。捨てられたり、行方不明になった犬、飼い主からの依頼などをあわせると秋田県だけで年間三千匹以上だと聞いています。本当にかわいそうでたまりません。

◯26年ぶりに法律が改正されたとの事ですが。
☆そうですね。年内に施行が予定されています。今までは動物を遺棄した場合の罰則が3万円以下だったんですね。でも今度の法律では30万円以下の罰金に強化されたんです。しかもペットをみだらに殺したり、傷つけたりすると一年以下の懲役か、百万円以下の罰金となりましたし、よかったと思っています。

◯飼い主とペットとの関係はどうあるべきでしょうか。
☆動物は大切な命があるんですね。家族の一員として責任を持てない人は最初から飼わないでほしいと思います。今は確かにブームもあり皆さん簡単に飼いたがります。小さい時は確かにかわいいです。でも動物はすぐに大きくなるんですね。そうするともういらなくなってしまう…。そうではなくやはり最後まで面倒をみるべきだと思いますね。

◯最後に一言お願いします。
☆すて犬や迷い犬をかわいそうだからといって私達会員が全部飼うことはできないんですね。ですから、できるだけたくさんの人達に訴えて、一匹でも多くの犬や猫が幸せになることを願っているんです。「どうせ飼うならかわいそうな境遇の犬や猫を!」と考えている方はぜひ会の方へ里親登録をして頂きたいですね。よろしくお願いします。

◯ありがとうございました。

あ と が き

たまたま知人から「この子達を救いたい」という本を紹介され、読んでいるうちにあまりのひどさ、むごさに驚きとともに怒りを覚えてしまった。著者の濱井千恵さんは一匹から救いたい、この願いが多くの人の心に届きますようにと訴えている。犬だって猫だって生きており、命ある動物であり家族同然のはずなのにブームにのって簡単に飼い、引っ越すから、大きくなったからいらないとこれ又、簡単に捨ててしまう人があとをたたないという。もっと愛情を持って飼ってほしいと願わずにはいられない。捨てられ、さまよっている犬や猫は捕獲された3日後には殺処分や動物実験にまわされ命をたってしまう。このことに飼い主や多くの人達は気づいていないのではないだろうか。人間が嫌なことは動物にとっても苦痛であり、嫌なことだという基本的なことを人間は忘れてしまったのだろうか。同じ地球に住む生き物同士心と心を通わせ接するのが当然だと思うのは私だけだろうか。皆さんはどう思いますか?


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