社団法人 秋田市文化団体連盟会長 藤蔭季代恵(本名山田幸子)さん

社団法人 秋田市文化団体連盟会長
藤蔭季代恵
(本名山田幸子)
大正12年10月20日生
日本大学芸術学部卒
昭和56年藤陰流正家二代家元襲名

 藤陰流正家二代家元の藤陰季代恵さんは、6才になった6月6日に東京の藤陰流家元に入門し、数々の踊りの免状を取りながら、さらに大学時代に学んだミュージカルの演出なども手がけ、今日まで踊り一筋の人生を歩んでいます。
 『踊りは高い山から川に淀みなく流れる水のように流れないといけない。しかし、そこに障害物があると水の流れは滞ってしまいます。それと同じように、人間は踊りへの情熱がうすれ、感情も切れてしまいます。本来踊りとは、限りなくみている人に安心感を与え、心から鑑賞してもらうものです。』とお話しする藤陰季代恵さんのおおらかで、人を包み込むようなあたたかさに触れてみました。

秋田市中通5-7-29 TEL.832-2454

日本舞踊で一番大切なことは、ゆかたを着て帯を締めて白足袋をはくことです
 日本舞踊はお金がかかるという声をよく皆さんから聞きますが、まずこの固定観念を取り除いて頂かないといけませんね。日本人であればだれでもゆかたを一枚は持っていると思いますので、そのゆかたを着て帯を締めて白足袋をはいてお稽古をすることが一番大切なんです。
 お稽古を始めて一年位経った頃から徐々に自分の知っている曲を踊ると費用をかけずに楽しめるんですが、それを最初からすごい衣装をつけて舞台で踊ろうとするから費用がかかるのであって、お金のかからない日本舞踊もあるということを理解してほしいですね。

私は感激派人間?!
 私は子供の頃から感性が豊かだったんでしょうね。良いものに触れるとすぐに感激してしまうんですね(笑い)。それは日本舞踊に限らず、ときにはミュージカルであったり、音楽であったするんですが、私は一度感激をしたからもういいという性格ではないんですね。毎日毎日感激していないといけないんです(笑い)。

ストレス解消法は?
 特別なストレス解消法というものはないんですが、踊りと言いたいことを溜めておかないでその日のうちに全部話して絶対に明日に持ち越さないようにしていますね。それから、食べ物はピーマンとブロッコリー以外は何でも食べます。私は食べ物は形から入るのでこの二つはどうしても嫌いなんですね(笑い)。これがストレス解消法、健康法と言えばそうかもしれませんね。

日本舞踊の良さとは一言でいうとしつけです
 日本舞踊の良さは一言でいいますとしつけですね。踊るだけでなく最初にしつけをきちんと教えていきますからね。ですから若い人達がもっと日本舞踊を習うようになってくれれば上の人に対する礼儀作法を自然に学び、どこへ行っても恥をかくような行動を取らなくなっていくと思いますね。それを各稽古場の師匠が責任を持って指導していると思いますので、小さいお子さんをお持ちの親御さんはもちろん、日本舞踊に興味のある方は見学もできますのでぜひ一度稽古場においで下さい。

秋田の文化団体のすばらしさを実感!!
 文化団体はジャンルの違う105団体が会員登録していますので、理事会等で集まるといろんな話題が飛び交い本当に楽しいですね。ただ、もっと自分の意見を活発に述べるようになったら今以上にすばらしい文化団体になっていくと思います。それから去年始めて海外との文化交流を行ないましたが、未知の世界との交流は秋田の文化団体のレベルアップにもつながる大変すばらしいことですね。これからはもっと若い人達が先頭にたって積極的に交流を続けていくことが必要になってくるのではないでしょうか。


踊りを披露する藤蔭季代恵さん
21世紀は、日本古来の文化を守ることが大切?!
 秋田の文化団体として特別な構想はないですが、ただ、日本古来の文化を守ることが大切なのではないかと思っています。日本古来の文化からいろいろなことを学びとって今以上に心を広げる糧にして欲しいですね。世の中の風潮が新しいことを始めれば進んでいるとか言われますが、決してそういうことはないと思いますね。講師の皆さんも知識などを出し惜しみするのではなく、相手に全部伝えていくというのが、これからの秋田の文化にとって大切な事だと思っています。
 文化団体と提携したいという文化活動をしている団体があればいつでも話合いに応じます。そして各団体が一つ一つ確固たるものになっていくことによってより文化団体も強固なものになっていくと思います。21世紀はそういう時代ではないでしょうか。


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