秋田県発!秋田の市民新聞のあおぽ
ウラジオストク
日本海側最大のロシア連邦の玄関口
 |
ウラジオストクは古くから日本とも深い関わりがあり、明治時代には大勢の日本人がウラジオストク市内に居住し、日本総領事館が設置されていたという。
街は丘陵地帯にある坂道の多い港町だが、街そのものはあまり大きくない。そのため、皇帝ロシア時代からの気品のある美しい建物等を見ながら、徒歩でも充分に市内観光を楽しめる。しかも、少し高台に登れば湾や市内が一望でき、特に夜は美しい夜景を楽しむことができる。
また、街には24時間営業のスーパーや近代的な映画館、カフェ等が次々とオープンしており若者たちの活気で溢れている。街の雰囲気を楽しむために店内に入らなくても覗いて見るだけでも面白い。
さらにシベリア鉄道の発着地点として、また、港はロシア極東の地域における主要港のひとつとして知られており、日本をはじめアジア太平洋諸国への海の玄関口にもなっている。 |
いつかは乗ってみたい夢の「シベリア鉄道」
シベリア鉄道は、モスクワからウラジオストクまでのユーラシア大陸約9288kmを6泊7日かけて横断する世界最大の大陸横断鉄道である。
日本人はこの“シベリア鉄道”という響きに一種独特のロマンを感じるようだ。 シベリア鉄道は、単に人や物資の輸送という役目だけでなく、東洋と西洋を結ぶ夢の架け橋でもあり続けたという。
しかし、従来の車両は一週間の旅を楽しむにはやや設備に問題があり、シベリア鉄道突破を諦めていた人も多かったようだ。だが、今は長旅でも充分楽しめるように設備も充実しており、一緒に旅する人々との出会いに感動しながら、また、途中駅での買い物などを楽しみながらの旅はアッと言う間に終わるという。
あおぽ編集部は日程の都合でシベリア鉄道には乗れなかったが、いつかは乗ってみたい夢のシベリア鉄道である。
ウラジオストク駅のモニュメント
 |
シベリア鉄道の東端の出発・終着駅「ウラジオストク駅」は、独特の形の建物でヨーロッパの雰囲気が漂う。駅構内にはシベリア鉄道のモニュメントが立っており、真ん中あたりにモスクワからの距離“9288”と刻まれている。シベリアを走る長距離列車はもちろん、近郊の町への通勤列車もここで乗り降りできる。 |
生活必需品は市場で調達
ウラジオストクには十数か所の市場がある。そこには野菜や魚、肉、飲み物や生花、生活雑貨品、衣料品などが並び、市民は一般的に市場で生活必需品を調達する。特に肉はキロ単位で購入するのが一般的のようだ。
住宅は日本のような一戸建ては少なく、殆んどの人がアパートに住んでいる。 また、ロシア人は踊るのが大変好きで、ディスコが賑わいを見せている。夏になると極東各地域やシベリアからも多くの海水浴客が訪れ、海辺は常に歌あり、踊りありのお祭り状態で短い夏を存分に楽しむという。
ビールやワインも美味しい
アルコール飲料と言えば、すぐにウォッカを思い浮かべるがビールやワイン、シャンパン等も安くて美味しいという。ただ、ロシアではビールを冷やして飲む習慣がないらしく、レストラン等でも冷たいビールは注文しても出ることが少ないという。
また、ロシア人は親日感が強く個々の能力も非常に高い。日ロ共にお互いに足りない部分を補い合っていけば素晴らしいパートナーになるのではないだろうか。
アッ!「男鹿農業協同組合」の車が…?
ウラジオストク市内を観光していると、建物の外観や路面電車などヨーロッパを感じさせる一種独特の雰囲気を持っていることに気付く。しかし、なぜか異国に来たという感じがあまりしない。
不思議な思いで周りを見回して見ると、前を見ても後ろを見てもナンと殆んどがトヨタや日産、三菱、ホンダ等の日本車なのだ。しかも、軽トラックやバンのボディには、「…工務店」や「…組合」などと日本語標記で書かれた車がそのまま走っているのである。
ウラジオストクでは、軽自動車から四駆まで車のほぼ90%以上が日本の中古車だというから驚きだ。 そんな中、「男鹿農業協同組合」と書かれた車が走っているのを見つけ、びっくり仰天、目を白黒させてしまった。これは秋田県男鹿農協で使っていた車なのであろう。まさかウラジオストクにきて「男鹿農業協同組合」と書かれた車を見るとは思っても見なかったからである。
|
 |
 |
ここでは、中古車に書かれている文字を消さず右ハンドルのまま走っているのだから、当然と言えば当然だが、それにしても異国の地で秋田県で使われた車が堂々と走っているとは…。
通訳の女性は「日本の中古車は直さなくても充分使えるのでそのまま使っています。おそらく現地の人は何が書かれているのか読めないし、分らないと思います。そんなことは一切おかまいなしで皆さん車を運転しています」と話す。
ウラジオストクに行く機会があったら、日本全国の社名が書かれた車を見ながら旅を楽しむのも面白いし、思い出に残るのではないだろうか。 |