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沖縄県 一足先に春を満喫

琉球寒緋桜(りゅうきゅうかんひざくら)
 沖縄は都道府県としては日本で唯一、亜熱帯海洋性気候に属し、日本で一番早く桜が開花する。
 桜は沖縄の新春のシンボル・琉球寒緋桜と呼ばれ、濃桃色から濃いピンク色の花が釣り鐘のように、少しうつむき気味に咲くのが特徴だ。散るときは本州のソメイヨシノのように桜吹雪ではなく、花ごとボタボタ落ちるように散る。
 また、花見も本州のように桜の下で宴会をするのではなく、暖かい日差しを浴びながらゆっくり散策するのが沖縄流だという。
 北上していくソメイヨシノの桜前線と違い、沖縄の桜は北部から開花して南下していくが、これは気温と地域、品種に関係しているようだ。


首里城


 首里城は中国や日本の影響を受けながら、琉球独特の建築技術によって14世紀末に創建された。沖縄戦によって消失したが、1992年、本土復帰20周年を期に復元された。



琉球料理

 沖縄は琉球と呼ばれていた時代から中国や東南アジア、朝鮮、日本と行き来し、食生活の面でもいろいろな影響を受けたという。この沖縄に伝わる料理・琉球料理は、首里城の中で食べられていた「宮廷料理」と、一般の人たちが食べていた「庶民料理」に分けられる。
 庶民料理は貧しい生活の中から自然に生み出され、生活の知恵を生かしたもので、無駄を省き、栄養の面でもバランスよく整えられたものだという。沖縄のお年よりは食事は病気を治すことだという考え方に基づき、現在でも食べ物のことを方言で「クスイムン」「ヌチグスイ」と呼んでいる。
 琉球料理は「ブタに始まりブタに終わる」と言われるほどブタが中心で、肉だけでなく、内臓から足の先まで使用される。また、こんぶは栄養のバランスを取るために必要で、豚とは理想的な組み合わせだと言われている。
 代表的な料理としては、豚の足を大根や昆布、醤油や砂糖でじっくり煮込んだこってり味の足ティビチ、豚の三枚肉を大きめの角切りにして煮込んだラフティ、内臓を細切りにし、コンニャクやしいたけを具にした中身の吸い物(すまし汁)、豚の耳皮にきゅうりなどを加え、コリコリ感がたまらないミミガーさしみ(酢の物)などがある。
 また、もう一つ沖縄の食生活に欠かせない食べ物と言えば「豆腐」。これは本州の豆腐より数倍も大きくて固く、生で食べるほか、チャンプルー(炒め物)や揚げ物などいろいろな料理に使用される。
 沖縄はサトウキビの名産地でもあり、最高級の黒砂糖が手に入る。板状のもの、一口大のもの、ピーナッツと混ぜたピーナッツ黒糖など種類も多い。また、黒砂糖を使ったお菓子で有名なのはクッキー風のちんすこう、丸くあげたドーナツのようなサーターアンダーギーなどである。

 沖縄そばは小麦粉で作られた麺でどちらかと言うと、そばと言うよりうどんやラーメンに近い。これは子どもからお年寄りまで一番親しまれている沖縄料理で県民食とまで言われている。ブタや鶏の骨、かつお節などからダシを取ったスープはさっぱりとしている。

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