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 東京ドームで開催された「世界らん展日本大賞」は、出展されたらんの種類や数、規模、作品のレベルにおいて世界に比類がないのではないかと思われる、らんの祭典だった。会場内は姿形の美しいらんの花ばかりでなく、らん独特の甘い香りに包まれ、訪れる人々を香りでも魅了していた。
 らんは高嶺の花、贈答用の豪華な花そして栽培は難しいというイメージがあるが、しかし、花の色や形の変化に触れれば触れるほど人々の心を惹き付ける底なしの魅力に溢れ、人々を虜にしてしまう。
 特に、らんの中でも人気が高いカトレアは、鮮やかな色と大輪の花が世界中で古くから親しまれ、150年ほどの人工交配の歴史を持っている。
 しかも近年、丈夫で寒さに強く、らん栽培の初心者でも楽しめるように小型のカトレアが作られ人気が出ていると言う。  この様にらん栽培の愛好者が増え始めている要因のひとつに、交配により全体的に寒さに強い種類が増えたことと、住宅の機密性等が向上したことで、温室がなくても気軽に育てられるようになったことも影響していると言われている。
 そこで今週から3回にわたり、美しく魅力的な原種や交配種が多い洋らん、東洋らんそして日本のらんなどさまざまな種類のらんを掲載することになった。


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